2024-03-19

仲間と共に働く素晴らしさを知ってほしい

医師や看護師だけでなく、病院で働く医療専門職や福祉専門職が連携することで患者を治療するチーム医療は、より良い医療のために欠かせないものです。
チーム医療では、医療専門職だけでなく患者本人やその家族もチームの一員と考えられています。
多くの人が関わることになるため、チーム医療を成功させるためには、良好な人間関係を築くことがポイントになります。

チーム医療で人間関係をスムーズにさせるためには、各専門職がそれぞれの仕事内容を理解し、尊重しあうことが大切です。
チームの仲間には、原則上下関係はありません。
それぞれが専門性を発揮し、発言しやすいような雰囲気づくりをすることが重要です。

多くの場合、チームのリーダーは医師がつとめます。
医師が患者の状態や治療方針等を一番把握する立場にあるためです。
医師を中心として、看護師やリハビリ専門職、福祉専門職が情報を共有し、チームとして患者を支えていきます。

チーム医療において看護師は、人間関係をスムーズにするためのキーパーソンとなります。
医師の治療方針を的確に理解し、それを他の専門職に正確に伝えることで質の高いチーム医療が完成します。
医師と各専門職の連携が取れるよう、細かい伝言などをすることも看護師の重要な仕事です。
会議などの場では、チームのメンバーが話しやすい雰囲気をつくることも看護師に求められます。
また、積極的に発言し、専門職の意見を聞き出すためのファシリテーターとしての役割もあります。